[事例紹介]東洋紡株式会社様 プログラム:新入社員研修 研修期間:1年間

未来を担う新入社員の語学力や異文化適応力の向上を戦略的なプログラムで実現。

導入の背景と工夫点

ー 新入社員英語研修の導入背景と工夫されている点をお聞かせ頂けますでしょうか?

急速に進展するグローバル化に対応するため、中期的な人財育成の観点から新入社員を対象とした語学研修の必要性を強く感じました。そのプログラム内容は、「単に研修をするのではなく、どのようにすれば社員のモチベーションを維持させながら、研修成果に繋げられるか」ということに重点をおきました。そこで、集合研修と集合研修の間に、基礎力向上のための多様な自己学習プログラムやテレフォン英会話などの様々な仕掛けすることに、定期的な動機付けを行い、スムーズに新入社員の皆様が学習に取り組めるよう工夫しました。

[企画・設計]海外比率の増加に伴い、グローバルマインドを持った人財の早期動機付けの施策が重要

東洋紡株式会社 人事部 人材開発グループマネジャー
山東 尚央 様

ー 経営環境のグローバル化に伴う、御社の目標や施策についてお聞かせ下さい。

山東氏:海外比率の上昇という方向性を明確にすべく、マネージャー層への昇格要件にTOEICの点数を課すなどの施策を会社として実施しています。しかし、TOEICの点数はあくまで一つの指標として捉え、実務で使える英語運用能力の向上こそ重点的に強化することが必要であると認識しております。

ー そのような中、新入社員研修の取り組みはどのような目的がありますでしょうか?

山東氏:実務で使える英語運用能力向上の取り組みとして、早期動機付けの目的で1年間という期間を設けて新入社員研修を継続的かつ計画的に実施しています。この研修はTOEICの点数を上げることも重要ですが、新入社員の語学力の向上のみならず、語学を学ぶ楽しさや異文化適応力も重視しています。

多様なニーズに対応した研修設計

OTC研修企画部 マネジャー
大河内 章

ー 新入社員研修の特徴についてお聞かせ下さい。

木戸氏:4月より始まる新入社員研修では、集合研修を年2回とその間に、基礎英語力を向上する通信教育(文法教材とスピーチ原稿作成)及びテレフォン英会話を組み合わせ、常に英語学習に対する動機付けを行っています。また、11月の集中研修にてスピーチコンテストやグループワークを取り入れることにより、受講者同士の競争心や協力意識を有効活用しアクティブな研修を展開しています。

ー 最近、新入社員研修で改善された点などはありますでしょうか?

木戸氏:オーティーシーさんにお願いし、これまでは4月の集合研修後、8月の通信講座開講まで空白期間となっていた2か月の間(5月~6月)に各新入社員の配属先で英会話研修を組み入れることにしました。これが研修の中弛み防止と動機付け強化につながり、4月における新入社員のモチベーションが高い状態を有効活用できるようになりました。
また、前年度の受講者からのフィードバックを精緻に分析もしました。その結果、上級レベルの内容により異文化や習慣の違いについてディスカッションを盛り込むことで実務に使える内容にブラッシュアップを致しました。また、毎年発生する課題について改善策を立てながら常に中長期的な視点を忘れず、オーティーシーさんと協働で研修を進めていきます。

[研修・運用]TOEICスコア上昇より「社員の自信向上」が最大の成果

東洋紡株式会社 人事部 人材開発グループ
木戸 博司 様

ー 新入社員研修の効果についてお聞かせ下さい。

木戸氏:研修前後にTOEICテストの受験を義務付け、研修の効果を測定していますが、研修開始以来、毎年入社時と比較して研修終了後の平均点は向上しており、100点以上アップする年もあります。また中には最大で300点以上アップする社員もいます。
もちろん、TOEICのスコアアップも非常に大きな成果でありますが、それ以上に受講した新入社員がグループワークやスピーチを通じて日々成長する姿が本研修の醍醐味と感じています。最終的にはそのような自信が結果としてTOEICのスコアアップに繋がっているのではと分析しています。

TOEICスコア平均上昇値

継続して実施している本プログラムは毎年、多数の企業様でも着実に成果を上げています。

TOEIC平均点の研修前後比較のグラフ

TOEICスコア最大上昇値

200点~300点のスコアアップをされる受講者の方もいらっしゃいます。

TOEIC最高スコアアップ者のスコアのグラフ

受講者の声

溝上肇(みぞがみ はじめ)様

約8ヶ月の期間、英語に触れる機会を継続的に持てたのがこの研修の一番良かったところだと感じています。4月の集合研修で自身の英語力を把握することからスタートし、その後、電話会話や通信講座、スピーチ原稿添削講座を経て、11月の集合研修に臨むので、実際にスキルの向上を感じることができたと思います。特に印象に残っているのは11月の集合研修に行うグループ発表です。同期メンバーが生き生きと英語を話している様子が印象的で刺激を受けました。現在も使用した教材を時折見直すようにして、引き続き活用しています。

事例紹介

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